「忘路庵」 名前の由来
工房がこの地に移ってすぐの頃、知人の案内で
ある臨済宗の老師が遊びにみえた。
帰られて後に、礼状が届きその宛名に忘路庵殿
とあった。知人に聞いたところ、それは命名されたとのことだった。
忘路とは、人が人生を歩いていく中で、悲しい事も嬉しい事も
色々な事が出てくる。が、それ(過去)にとらわれず今に生きよ。
という意味だそうな。
朝起きたら、また新たな自分で出発しよう。
風影の湧き水、神井戸の話
風影の集落は、室町以前に出来たと云われる。
その当時、古道は、尾根山頂づたいにこの風影、高山を経て
秩父へ至っていった。
その途中、水の湧き出た処に集落が出来たと云われる。
この地にも、その一つ神井戸があり、当工房が
移ってからは元より、古老たちの話を聞いても、
枯れたことは無いと云われる。
-忘路庵カフェはこの水を引いて使用しています。